不妊治療と鍼灸治療

鍼灸治療を不妊治療と一緒に行うと妊娠率が高くなるという調査結果があります。
科学的に証明されていたり理由が分かっているわけはありませんが、鍼灸での治療で全身の血行循環やホルモンバランスが改善されるのではないかと言われています。

もちろん、鍼灸だけで妊娠できる体質に変えていく人もいるのです。
鍼灸の効果は人それぞれ、そして女性ホルモンのバランスというのもとっても繊細なものなのです。
一生のうちに分泌される女性ホルモンの量はスプーン一杯分にしかすぎないと言われています。

女性ホルモンはたくさん分泌されるというものではないのです。
ホルモンの調節といっても水道の蛇口をひねるようなものではなく、ほんの少しの違いでしかないのです。
一滴という量でもない女性ホルモンが妊娠をしやすいカラダを作っていると考えると、鍼灸が不妊治療に効果がある場合があるのもうなずけるという感じです。

女性ホルモンだけでなく鍼灸にはリラックス効果と精神的ストレスをやわらげる効果があります。
また、ただ妊娠をするだけでなく、母子ともに健康で元気な出産をむかえることが出来るのです。

人工授精や体外受精を計画していても、鍼灸院には通えます。
不妊症に悩む男性や、30代後半から40代の女性で妊娠をのぞむ場合には、鍼灸を利用するのがオススメです。

カラダの調子を整えながら不妊治療を受けるということで効果がある人もいます。
鍼灸と不妊治療クリニックの連携をとっているところもありますので、インターネットのクチコミや情報をチェックするのがオススメです。

不妊治療を受けると子宮内の状況や、子宮筋腫や内膜症が見つかることがあります。
そういったことが不妊の原因ではないかと考えられ、治療が行われたり、妊娠するということとは別の治療と思えるようなことから不妊治療が始まる場合があります。
不妊治療を専門に行っているクリニックだけでなく、鍼灸での治療も一緒に行うという選択肢も忘れないようにしましょう。