健康な日々のために
私の新しいライフスタイル・・・バランス良い食事、適度な運動、
そしてAcupuncture(鍼灸)。
サプリメントも良いけれど、もっと積極的な健康管理として鍼灸は絶対効果的!
疲れを素早く解消して快適な日々を!
更年期障害について

人は年齢を重ねると身体に変化が生じてきます。特に女性の場合は生理周期の乱れ、閉経といった顕著な様態で現れます。
これは基本的にはホルモン分泌変化の結果で、ホットフラッシュなどの体調変化や焦燥感、無気力といった精神的症状を伴うことも多くあります。
これらは全ての女性に起こる自然で生理学的なサイクルなのですが、従来の医療は、様々な症状および徴候への対症療法が中心でした。
これらの症状や兆候は全体像の一部に過ぎません。鍼灸や漢方薬は症状や兆候の根源が深い体内を流れる気の不均衡によって起こると捉えています。
鍼灸治療は更年期に至る階段の傾斜を緩く、スピードをゆっくりする効果があります。またART(高度生殖医療)などの不妊治療を長期間続けると子宮・卵巣に大きな負荷を与えることになります。その結果、更年期が早く訪れる、症状が重くなるなどといわれることがあります。
実際のところは不妊治療との因果関係が明確になっているわけではないのですが、“可能性”は否定できません。 それを防止する意味でも鍼灸治療はとても重要な役割を果たすものと考えております。

鍼治療と女性の自然過程

東洋医学では人間は年をとるにつれて、腎の気(生命エネルギー)が徐々に低下してゆきます。一般に腎の気は35歳から60歳の間で減少し始めますが、一部の人は病気や体質その他の影響で他の人より速く衰退します。腎の気が衰退すると体内の器官は働きが低下します。
これにより、髪質の変化、意欲の喪失、膝の衰弱、頻尿、記憶力低下、腰痛および疲れやすいなどの様々な症状および兆候が表れやすくなります。
更年期に関与するもう1つの要因は、陰と陽のエネルギーの不均衡です。陰の流れの低下によって引き起こされる不均衡です。
陰は液体成分、体の冷却系と考えることができます。この冷却システムが低下すると陽のエネルギー、つまり熱が優勢となってホットフラッシュ、夜間の汗、焦燥感、気分の変化、心臓の動悸、不眠症などにつながります。反対に陽エネルギーの低下は、陰エネルギー低下とは違う症状を招くと考えられています。陽は身体の温暖化と代謝機能を表しています。陽が低下すると、水分保持、手足の冷え、体重増加、浮腫、消化不良、高血圧、コレステロール値上昇などの症状が現れる傾向があります。治療せず放置すると症状が悪化して不快なだけでなく、更なる疾病の遠因ともなりかねません。
鍼灸治療では患者様個々の体質による症状の現れ方、不調な経絡を把握し、安全で、薬物を使用せず副作用の心配をすることなく効果的な治療を提供します。

男性の更年期障害

更年期は何も女性だけにあるわけではなく、当然男性にもあります。一般的には55~65歳といわれていますが、最近では若年化する傾向もあるようです。
男性ホルモンであるテストステロンの分泌量の低下が原因で引き起こされます。男性更年期の症状は、女性の症状とは少し違う部分もあります。
・身体的症状:疲れやすい、頭に熱がこもる、耳鳴り、めまい、不眠 など
・精神的症状:無気力、ストレス、焦燥感、両極性障害 など
・性的症状:性欲の減退、ED など
中高年男性は精神的にも肉体的にもストレスを受けやすい年代です。働き盛りの50歳前後は身体的な衰えを実感する一方で職場では責任ある立場におかれる年齢でもあり、仕事に求められる成果やレベルが高くなり、ストレスがとても強くなります。鬱病などの発症が多くなるのもこの頃です。
身体的な衰え、ホルモンの加齢に伴う低下などによって引き起こされるのが男性更年期です。疲れが抜けない、やる気が起きないなどの症状を感じたら鍼灸治療を受けてみましょう。鍼灸は自律神経の調整やストレスへの対処にとても優れた効果を発揮します。

WHO(世界保健機関)が認める適応症状について

主に腰痛と肩こりについて紹介しておりまが、他にも公的機関による鍼灸治療が有効とされる症状が沢山あります。鍼灸治療の特徴は薬を使わないことです。従って副作用といわれるものは殆どなく、鍼灸治療によって服用する薬の量を減らすことや副作用を軽減したりすることも可能です。

WHO(世界保健機関)に於いて以下の症状に鍼灸治療の効果が認められています
運動器系疾患 関節炎 リウマチ 頚肩腕症候群 頚椎捻挫後遺症 五十肩 腱鞘炎 腰痛 外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患 心臓神経症 動脈硬化症 高血圧低血圧症 動悸 息切れ
呼吸器系疾患 気管支炎 喘息 風邪および予防
消化器系疾患 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘) 胆嚢炎 肝機能障害 肝炎 胃十二指腸潰瘍 痔疾
代謝内分秘系疾患 バセドウ氏病 糖尿病 痛風 脚気・貧血
生殖・泌尿器系疾患 膀胱炎 尿道炎 性機能障害 尿閉 腎炎 前立腺肥大 陰萎
婦人科系疾患 更年期障害 乳腺炎 白帯下 生理痛 月経不順 冷え性 血の道 不妊
耳鼻咽喉科系疾患 中耳炎 耳鳴 難聴 メニエル氏病 鼻出血 鼻炎 ちくのう 咽喉頭炎 へんとう炎
眼科系疾患 眼精疲労 仮性近視 結膜炎 疲れ目 かすみ目 ものもらい
神経系疾患 神経痛 神経麻痺 痙攣 脳卒中後遺症 自律神経失調症 頭痛 めまい 不眠 神経症 ノイローゼ ヒステリー
小児科疾患 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠) 小児喘息 アレルギー性湿疹 耳下腺炎 夜尿症 虚弱体質の改善